GuitarやバンドのQ&A No.2


Q: はじめまして。ギターの初心者です。友人からギターをもらったんですが、
  ピックアップがこわれていて取り替えようと思うのですがどれに変えたらいいかわかりません。
  代えるピックアップは、ハムバッカーです。なにかいいおすすめがあったらアドバイスをお願いします。
  (個人的には、ザックワイルドみたいな音が好きなんですが)  (松原さん)

A: うおぉぉぉぉぉーーーー!! ザックワイルドが解らんぞぇ〜!・・・・・ワシも歳やな(ToT)
  歳といえばアンプを運ぶ体力に自信がなくなった数年前、フェンダーの重たいアンプを売って、軽いラック式の
  プリアンプに変えようとしたんや。んで、色々いい音の出るやつを吟味してブギーのQUAD PREにしたんやけど
  やはりPowerAMPでも音が左右されるし、スピーカーもJBLがいい音するし、って合計したらフェンダーの2倍
  ぐらいの重さに成りおった。とても1人で持ち運ばれへん・・・・・・かなわんで
  閑話休題、松原さん申し訳ないが昔の人で言うたら誰やろ?ザックと聞いても衛生サックしか思いつかん。
  私はハムバッカーでは57クラシックがエエと思います。やはりギブソンですわ。


Q: 私はめっちゃアマチュアですが、フュージョンバンドのフロントでSAXを吹いてます。
  でも、アドリブができません。だからオリジナルのをコピーしまくって、そのまま吹いてます。
  その昔、SAXの師匠に、「アドリブでなんか吹け」と言われて、適当に吹いてみたのですが、
  「それやったら演歌やがな。」と師匠に一蹴されてしまいました・・・くすん。
  確かに、私が思い浮かぶフレーズというのは、どことなく「前川清とクールファイブ」のような
  「ああ貴方がいればぁ〜ああ貴方がいればぁ〜辛くはないわぁ〜このトーキョー砂漠ぅ〜」
  って感じになるのです。
  物心ついたころ、「これはSAXの音」と認識して聞いたはじめての音が「サム・テイラー」の
  「むせび泣くテナーサックス」だったからでしょうか・・・・?
  私は、T-SQUAREの本田さんのような、カッコいいフュージョンのソロがやりたいのに。
  私は一生、演歌の感性なんでしょうか・・・Joeさん、助けてください。(すなめりさん)

Aガッハッハ!!おもろすぎるぅ〜(笑)
  最高や、これぞホンマのフュージョンじゃ!! 演歌でも気にせんでエエやんけぇ〜(^^)
  やはり日本人の心は演歌ですなぁ〜、そう 貴女の心も演歌なのです。それはお気付きのように
  間違いなくサム・テイラーさんのせいです、サム・テイラーさんが刷り込まれているのです。
  刷り込みといえば、私の場合、最初に聞いたギターの音は寺内タケシでした。ですから、アドリブを
  弾いていて感極まるとテケテケテケテ〜ン♪と弾いてしまいますが、ブルースに聞こえるようです。
  なぜか?そのわけは音色です、私は22年間ブルースを弾き続けたおかげでブルースが左右の指に染み
  ついているのです。音色を左右するのは楽器ではなく大部分は演奏者です。私なんぞ周囲の人から
  「Joeはどんなギターを持たせても同じ音しか出しよらん」と言われます。電気ギターでもこうですから
  生楽器のサックスなら、なおのことそうです。つまり貴女の指、いやにサム・テイラーと演歌が染み
  ついているのです、ひぇ〜気色悪いのぉ〜(笑) それが10年かかって染みついたものなら、10年かかって
  取り除くしかおまへん、これが取り除かれ、T-SQUAREの本田さんを染み込ませることが出来たら、どんな
  フレーズを吹こうと演歌には聞こえません。
  さて、ではその方法です、題して「すなめりの 演歌しばいたろか!」
  その1、まずはファッションじゃ。着物が似合うような体形は禁物、人から"すなめり"と言われちゃいかん。
      ダイエットやな、不可能やったら逆手をとって思いきり太りなはれ、アレサ・フランクリンや
      エタ・ジェイムス、BB.KINGのように、顔は黒く唇は厚く鼻は上向きに整形じゃ、ブルージーな顔やで。
  その2、次は食生活じゃ。ちらし寿司等の演歌を連想する物を食べてはいかん。(ちーらしぃ〜 by 北島三郎)
  その3、衣食ときたら住じゃ。演歌のイメージが無い所というと、そう動物園です、動物園に住むのじゃ!
      サックス吹きのすなめりじゃ!・・・・・す、すんません(^^ゞ 言い過ぎましたm(_ _)m
  ここまでやってもダメだったら、いい方法が有ります。私の工房に来て「へへ、ダンナ、とびっきりの上玉が
  手に入りましてなぁ〜、イッヒッヒ〜〜・・・・・ん? ワンパターンやて?そうやな、うちのバンドに入りな
  さい、うちのバンドの連中にいじくられたら必ず黒くなります、腹の中まで、フッフッフ、いらっしゃぁーい、、、


Q: フォークギターをやってます。自己流だから進歩が止まってしまいました。
  もっとカッコヨク弾くために、誰かに教えてもらいたいと思います。( 杉元さん)

A:うむ〜、どないしようもないで、カッコよさちゅうのは教わって出るもんやないしのぉー
  偉大なギタリストはみーんな自己流でっせ、ワシも偉大ちゃうけど自己流や、せやから自己流でかまわん。
  そのまま己を信じてやりなはれ、ギター弾くのを教わっても、賢くなるがカッコ良くはならん。
  あとは運しだいやな、お気張りやす。


Q: ギタースコアの売っていない曲をコピーする際にボーカルの音は何とか拾えるのですが、
  コードがどうしてもわかりません。市販されているスコアを見て、この部分がどうしてこのコードなのか、
  実際に弾いてみれば一応納得するのですが、根拠がわかりません。是非教えて下さい。松井常松の「グレイシア」
  とういう曲をご存じでしょうか?今自分が耳コピにチャレンジしている曲です。もしよろしければコードだけでも
  拾っていただけると幸いです。図々しいおねがいですが宜しくお願いします。( MINAさん)

A:「グレイシア」とういう曲は知りません、よってコピー出来ません。それに私は大のコピー嫌いで、バンドで新曲を
  演るときも、もう1人のギター君が押さえるポジションを横目でチラチラ見ながら、さも自分でコピーしたように
  振る舞ってます。尤も「Joeさん、目が泳いでるでぇ〜」というツッコミに耐えるタフネスが必要ですが(笑)
   さて、コードの根拠ですが、それは曲を作った人の勝手です、納得するもクソもないのです。、、という答えでは
  不親切ですね、要は「なぜ、耳コピーがあんなに上手にできるの?」ちゅう事でしょ? お答えしましょう、それは
  経験と理論です。まずその曲のKeyを見つけましょう、えーと、MINAさんがどれぐらいの技術レベルなのか判りま
  せんので、どう言ったらいいものか困りますが、Keyが見つかれば出てくるコードはだいたい想像できますね。
  あと、2-5のパターンとか3-6-2-5とかのパターンですね、これらも慣れてきたら聞くだけで判るようになります
  から、パターンも知っておきましょう、とにかく楽譜や私なんかに頼らずに自分で経験を重ねることです。
  しかし、どうしても私にコピーして欲しいならいい方法が有ります、私の工房に来て「へへ、ダンナいい出物が
  有りましてなぁ〜、コピーしてくれたら、イッヒッヒ〜」と、おもむろにカバンから・・・・・・失礼しました(^^ゞ
  (追伸)このように悩んでいる人も多いと思います、近々「即席コピー教室」でも別ページで開催してみます。
      そこで、どんな曲をコピーしたいか(例題曲ですな)をおしえて下さいな。


Q:クラプトンモデルのフィニッシュの件が気になりました。私も所有しているのですが、どうも音抜けが、、、、、
  ストラトにしてはウエイトがあるような気がするのですが、ギターのウエイトと音抜けの関係が知りたいのですが?
                                              (菅原邦弘さん)
A: USA Fender のクラプトンモデルはアルダーをボディー材に使ってます、日本製もアルダーです。
  USAのはアルダーの表面に薄板がラミネートされてます。さて、重量と音抜けの関係ですが結論から言うと良く解りません(^^ゞ  私の経験ではフェンダー系のアルダーや
  スワンプアッシュを使用したギターは軽い方がいい音でした。 ギブソン系のマホガニーを使用したギターに
  ついても同じですが、アフリカマホガニーとホンジョラスマホガニーでは若干ホンマホの方が重いのですが、
  全然音が違うので比較になりません。確実に、目の詰まった硬いホンマホの方がいい音です、音抜けも抜群です。
  クラプトンモデルは継ぎはぎのアルダーに薄板をラミネートして分厚いプラスティック
  塗装をしてありますから、音抜けをよくするにはまず、これを改善してやる必要が有ります。
  また、ネックの鳴りもとても重要なファクターですから、ここもラッカー塗装でやり直します。
  (誤解を避けるために言いますが、USA Fender のアルダーはとても良いアルダーです、継ぎはぎでは有りますが
  合板では無いので音には影響有りませんよ。スラッシュのレスポールも3ピースですけどいい音ですよね。)
  鳴りとか音抜けというのは重量だけの問題では無いと思います。私がリフィニッシュした写真を2本掲載してますが
  サンバーストの方が重いにも関わらずパンチの有るいい音です、実はもう一本有ってこれが一番軽いのですが、
  音は一番悪いです。ちなみになんで3本もかっていうと、塗料の種類と塗膜の厚さによって音がどう変わるかを
  実験したかったからです。結果はともかく、感じたのは「ギターちゅうのは、難儀なやっちゃのぉ〜」ということ
  でした。(なんのこっちゃ?)
   菅原さん、USA Fender のクラプトンモデルは素質がいいですから、リフィニッシュをお勧めします、きっと
  いい結果が出ると思いますよ(^^)
Q:はじめまして。ちょっとお聞きしたいことがありまして。今僕が使っているギターのネックはラッカー塗装です。
  汗かきにはチョット辛くて、このラッカーをはがしたいと思いました。何か良い方法(安い、楽)はないでしょうか
                                              (takaさん)
A:いい方法が有りまっせ、私のところにギターを持ってきて、「へへ、ダンナ、いい出物がありまっせ、このネック
  の塗装をはがしてくれたら特別に、イッヒッヒ〜」と、おもむろにカバンからあれを・・・・・す、すみません(^^ゞ
  まじめにやります。まず、辛いのは汗をかいて滑るからですよね。ということは滑らなきゃいいのですから、
  しっかり勉強して、試験当日は体調を整え、彼女にもらった秘密のお守りをしたため・・・・す、すみません(^^ゞ
  まじめに、まじめに。え〜と、塗装は完全に剥がさないほうがいいです、長持ちしませんからね。
  軽くサンドペーパーでこするくらいでどうですか?#320〜#240ぐらいの番手でいいと思います。
  いや、俺はどうしても完全にはがしたいんや!となれば、ネックをトイレットペーパーでぐるぐる巻きにして
  シンナーをドボドボとぶっかけます、そして即サランラップで外気から遮断します。待つこと1時間で柔らかく
  なってるので、こそげ落とします。ただラッカーによって、あるいは塗り方によって変わりますから確実なことは
  解りません。やはり丁寧にサンドペーパーで削っていくか、金を払ってリペアーショップに頼むのが得策と思います。


Q: 私も少々、ギターを製作している者なのですが、その時に使用する接着剤のことで質問させてください。
  Joeさんは、ニカワをお使いでしょうか?それとも、木工用ボンドですか?
  いままでは、木工用ボンドを使っていたのですが、ニカワも使ってみようかなと思っています。
  もし、お使いの場合、その作り方を教えてもらえないでしょうか?
  それと どのようなニカワが良いのかもお教えくださればうれしいです。
  いろんな本を見てもあまり詳しくは載っていないので不思議なのです。 (準ギター製作家さん)

A:そういやーあまり本には載ってまへんなー、大切な事やのにね。
  私は主にタイトボンドを使います。ほんとはニカワの方がいいのは解っているんですが、
   人様のギターをリペアーするときは使っていません、自分のギターを作るのには使いますが。
  もし、はずれたら、はがれたら、、、という心配があってニカワを使う自信が無いのです(^^ゞ
  アコースティックはニカワとボンドでは音が違うようですから、ニカワを使いたいんですが、不安で(^^ゞ
  木工用ボンドが酢酸ビニル系だとしたら、ギター製作には適してないと思います。
  乾いても軟質塩ビのように柔らかいんですよ。表現が難しいのですが、木と一体化というか木と同じ
  堅さになるのが理想です。タイトボンドはフランクリン社製の"Titebond wood glue" というのを
  使っています。これは東急ハンズに売ってます、800円くらいだったかな?
  ニカワの作り方についてですが、書道とか墨絵に使うニカワはダメです(木材接着用のものを購入
  するか、アメリカから通販で買うのがいいと思います)、でこれをお湯に溶かせばいいわけですが
  濃いと薄いのでは接着スピードが変化しますから、段取り具合と自分の腕を考えて、適度な濃度に
  しましょう。感じとしては自動車のオイルより堅いくらいでしょうか、う〜ん表現が難しいですな。
  (注、お湯は沸騰させてはいけません)
  私がタイトボンドを使うのは、ニカワをうんぬんするよりまだ色々と詰めるべきものが有るからです。
  ニカワよりトップのブレイスや、ネックジョイント、材とボディー厚の関係とかのほうが、音に影響します。
  アコースティックは全体が良くなければ良い音がしません、ニカワを使うだけでは良い音はしません。
  その辺を考えると、タイトボンドでよろしいのでは? 確かあの内田ギターもタイトボンドを使っている
  ようなことが雑誌の記事に有りましたが・・・・・・へぇ〜あの内田さんがタイトボンドか・・・・・・


Q: ウチのバンドのギターのヤツは、40年近く前のストラトを、ライブで投げたり蹴ったりするので、
  ボディーにヒビが入ってます。なんとかおとなしくさせる方法はないでしょうか? 
  ウチなんぞ学生時代に250円で買ったベースを20年近く後生大事に弾いてるんで、彼の精神構造が解りまへん。
  よい知恵をお授けください。ちなみに
国分寺エクスペリエンスという不良中年バンドです。(しみず@エクペリさん)

A:うむ、麻酔銃しかないでしょう。撃つときはステージ上手側から脇を絞めて息を吐いたとこで止めて・・・・ん?
  そう言うことじゃありませんね。しかし40年前のストラトをこうやってガンガン弾くとは、なんと幸せなストラト
  でしょう。ギターは飾りもんじゃなくて道具ですからね、ヴィンテージだろうが何だろうがこうやってガンガンと
  弾くのが正しい使い方ですね。壊れたら直せばいいんです、ヒビが入ったらくっつければいいんです。
  程度にもよりますが、大きなものだったら、バキッと割ってしまってグルーで再接着でオッケー。
  小さなものだったら、グルーを隙間に流し込んでクランプで締めて接着してやります。いずれにせよリペアー
  ショップに依頼するほうがいいでしょう、塗装も直す必要が有ると思うし。
  ですから心配しないで暴れさせてやりましょう、彼の精神構造は同じギタリストとしてよー解りますから。
  どうしても大人しくさせたければ奥さんでも連れてきて「あなたっ!お風呂掃除は終わったの?」と言ってもらう
  のはどうですか? 私は独身ですからよー解りませんが結構効くそうです、一度でも風呂掃除するとライフワークに
  なってしまうらしいですよ。 新婚のダンナさん、気をつけましょー(^。^)


Q:ナットを切る道具って何を使うんですか?僕は仕方ないので金切り鋸にグラインダーをかけて丁度良さそうな幅にして
  使ってるんですが、毎回作り直さなければならないので困ってます。
  売ってたりするんですか?(masayuki さん)

A:いや〜苦労してますねー(^^; masayukiさんもギターを作ってはるんですね。
  専用のヤスリが有ります。アメリカから買うか、リペアーショップで分けてもらうかですね。
  1、2弦は目立てヤスリを使います、3弦からはその専用ヤスリを使うのですが、弦の太さに合わせて
  調整をします、ですから全て専用ヤスリで済みません。緩すぎても、きつすぎてもあきませんので
  目立てや精密ヤスリなんかを使って仕上げます。スムーズに弦が動くよう、また溝が広すぎて弦がぶれない
  ように慎重に作業して下さいね。溝の深さはよく「弦の上半分が出るくらい」といいますが、たいした
  根拠は無いと思います。弦が一ヶ所でナットと接するように角度をつけてください。
  失敗すると開放弦を弾いた時に「ヒョーン」とか「ヒーン」と変な倍音が鳴りますのですぐ解ります。
  溝の底は弦と同じく丸くします。Vはだめよーん、まだ凹の方がいいかも。頑張って下さいね(^^)


Q:私はけっこう神経質なので気になるのですが、アドリブの時もコ−ドの構成音にあわせて弾いた方が
  うまくいくのでしょうか?(リッチーさん)

A:はい、うまくいきます。しかし、こんなことを考えながら弾いてる奴はいません。アドリブは考えたら
  だめよ。しかし、神経質なリッチーちゃんは考えてしまうんでしょうなー、性格的な問題ですな。
  アドリブは今は諦めて、あらかじめ考えたソロを弾くようにしたらどうですか?
  さて、コードの構成音との関係ですが、実際に試してみましょー。
  ギターとアンプを好みのセッティングにして下さい、リヴァーブはいつもより多めにして。
  Eのコードを鳴らして下さい、6弦開放がルートの単純なのでね。
  ・6弦開放の音を消さないで、2弦3f→5fへスライドorハンマリングオンさせて下さい。
  ・今度は1弦3f→5fへスライドorハンマリングオンさせて下さい。(Eを弾いて6弦Eが消えないうちですよ)
  それぞれどんな感じがしましたか?最初のはDからコードの構成音のEを鳴らしたわけですが、次のは
  構成音ではないG→ Aですね。D→Eは安定してる感じ、G→Aは張りつめた感じ、ってとこですかねー?
  大きく雰囲気は違いますが、その音が構成音で有ろうと無かろうと違和感(不快感)は有りませんね。
  当たり前です、スケールに乗っ取ってますから。肝心なのはコードと弾いた音でどんな感じに聞こえるか
  ということです、そしてこの感覚を体に染み込ませて下さい。 何も考えなくて指が動くようになり、
  感情を込めることが出来るように成ったらしめたもんです。友達にコードを鳴らしてもらい、スケールの
  どの音がどんな感じに聞こえるか、どの音をチョーキングすると気持ちいいかを試してみるのもいいと思います。
  構成音を考えて弾けばうまくいきますが、美しくなる(カッコよくなる)とは限りません。
  スケールの音を使えば聴く人は違和感(不快感)を感じません、構成音なんか考えない方がいいです。
  その方が自由に弾けます、スケールから外れないように最初だけ注意すれば充分です。(リズムもしっかりね)
  あと、ポイントはコードの変わり目に重点を置いてソロを組み立てて下さい。
  考え過ぎのリッチーさんにお勧めのアルバム Buddy Guy の「StoneCrazy」
  これを聴けばスケールや構成音なんてぶっ飛んでしまいますよ。 


Q:私が知りたい事はペンタトニック・スケ−ルなどのアドリブの仕方です。
  本やほかのホ−ムペ−ジなどにも載っているのですがいまいちかみくだかれてないので...。
  このキ−、コ−ドの時にはこう使うということまで知りたいです。(リッチーさん)

A:これは難しいですよ、言葉で説明するのは。教則本などに図解入りで説明されてますが、同じことをやっても
  しょうがないので、少し極端な事を言います。
   アドリブはギタリストにとって、バンドアンサンブルの役目を離れて感情や情熱のおもむくまま弾きまくる
  ことができる最高の瞬間です。ですからスケールやコード等に捕らわれてはいけません。かと言って聴く人が
  不快感を抱くようなモノではいけませんね。スケールやコードは人々が心地いいよう感じることが出来るために
  構築されたものですから、大昔からあるこれらを無視できるアマチュアの人は少ないでしょう。
  さて、ではどうするかって言うと、私の場合は憧れのギタリスト(Clapton)の「猿まね」をしました。
  私の少年時代は日本もまだ貧しく、戦後の混乱の中、進駐軍にチョコレートをよくねだったりしました・・・・・・
  もとい!私の少年時代は教則本もビデオも無くレコード(LP盤)を聴きながら、どの弦のどこのフレットを
  押さえているか必死のパッチでコピーしました。自分の押さえてるポジションがペンタトニックだと知った
  のは、ずいぶん後でした、つまり「エリックさんと同じように弾けて気持ちいいよぉ〜」が先で理屈は後でした。
  これは結果的に吉と出まして、本能的に弾きまくれる下地を作ってくれたように思います。
  しかしリッチーさんに同じことを期待するのは、情報の溢れてる現代では酷なことですね。
  要は楽譜(理論)に捕らわれず、自分と聴き手が気持ちいいように自由に弾くために、ある程度の知識が有れば
  いいのだと思います。(プロを目指すのなら話はちゃいますが)
   基本はメジャーのKeyにはメジャーのスケール、マイナーKeyはマイナースケールです(混ぜても構わない)。
  ペンタトニックはどっちでもOKと思って、あとはガンガン弾くだけです。好きなミュージシャンの曲をかけて
  陶酔して弾いてください。なるべくコードが簡単で少ない曲で、テンポもゆっくりしたものがいいです。
  注意点は、陶酔して弾いているところをお母ちゃんに見られないように。オ○ニーしてるの見つかるより
  恥ずかしいでぇ〜(笑)。これを繰り返してやっていくうちに自然に出来るようになると思います。
  出来ないとしたら、それは持って生まれたものと性格のせいなのでスカッと諦めましょー。
   なんか、かみ砕くどころか反対に抽象的な回答になってしまいましたが、この問題は奥が深いので、いずれ
  別のページで具体的に解説してみたいと思います。それまで待っててチョンマゲ〜! 


Q: ロック式アームなのにチューニングが狂うのはなぜですか?(坪田さん)

A:坪田さんがどんなギターを使っているか、また坪田さんのギター歴がどの位か解りませんから、
  正確には御答え出来てないかもしれんですが・・・簡単な原因からいくとします。
  1・ロック式なのにジャズを弾いてしまったのでアームがすねてしまった・・・・す、すんません(^^;
  2・新品の弦を張って充分に伸ばさずにロックした・・・・・・・・・こんなミスはしませんよねー。
  3・ヴォーカルの禿げ頭の照り返しと、照明がきつくて弦が暖まって伸びてしまった。
    我がバンドでは有りがちです、注意しましょー(笑)
  4・ロックナットがあかんたれで、締めても締めても締まらない物であった。
    フロイトローズ以外はよくあります。硬い金属を使ったものでないと締まりません。
    日本製は今一締まりが悪いようです。
  5・スプリングがあかんたれでアーム操作後に元のテンションに戻らない。
    坪田さんがフローティング状態にセッティングしてるのであれば、考えられます。
    スプリングをきついのに換えてみて下さい、直るかもしれませんよ。
  チューニングが合ってないと気持ち良く弾けませんよね、しっかり直しましょー。
  いちどリペアーに出してみたら?


Q:ライブハウスでサウンドチェックの時、PAさんが思い通りの音を出してくれません。
  あんまりしつこく言うと怒りそうなので、いつもなんか不満足のまま演奏してます。
  どこまで言っていいもんでしょうか? Joeさんはどうしてますか?(御名前未記入)

A: 怒らせてはいけません、絶対だめです。なんせ客席に届くサウンドの善し悪しはPAさんが
  握ってるのですから。怒らせて本番中に目茶区茶な音にされても、ステージの上から怒鳴る訳に
  いきませんしね(^^; 
  私の場合は、店に着いたときからPAさんとコミニュケーションをとるようにして、お願いしやすい
  雰囲気を作るようにしてます。本番中の音はPAさんを信頼するしかないのです。また、自分たちの
  腕を磨いて、いいサウンドを出すようにしっかり練習しとくこと。ノリのいいバンドはPAさんも
  力を入れてやってくれますし、下手だと手を抜いてしまうのも解るような気がします。
  ギターの音に関しては、アンプも含めて考え良い音を鳴らさねばなりません。自分のアンプから
  いい音が出てない事をPAさんのせいにしてはいけません。.008の細い弦を張りディストーションを
  かけて「もっと腰の有る太い音を出して」とでも言おうもんなら「こいつは何も解っとらん、
  手抜いとこ〜と」と思われても仕方ありませんね。
  PAさんも人間です、腕のいい方も居れば悪い方も居ます。上手く付き合って下さいな。(^^)


Q:私は70年代のフェンダーストラトを持ってますが、ラッカー塗装では無いようです。
  ラッカー塗装にするべきでしょうか? (池本さん)

A: するべきか? と聞かれたら困りますが、その年代のフェンダーはポリ塗装の可能性が高いです。
  ただし、ギターの音色は塗装だけで決まるものでは有りません。材やPU、セッティング、等など
  全て音色にかかわってきます。池本さんがそのギターを気に入ってるなら、わざわざ高いお金を
  かけてリフィニッシュすることもないと思います。
  一般的に、ラッカーにすると「響き」や「鳴り」というか「音の艶」とかが良くなります。
  しかしラッカー塗装にしても鳴らないギターは鳴りません。
  塗装以外もきちんとしてないとね (^^) 


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