塗装ですわ。目止めして下地作ってトップコートですわ。例によってオールラッカーですわ。丸いマホの部分はオイルフィニッシュですわ。オーナーはピックを使わない指弾きなんで、この方が手触りがよろしいんですわ。これから乾燥時間をたっぷり取って最終サンディングに行くわけですわ。今日はここまでですわ。前回の更新より間が空いて「その後どうなった?」と催促が多かったので、取りあえずこれをいっときますわ。
次回は乾燥が終わったころですわ。
さあ、乾燥出来たので、水研ぎです。目の細かいサンドペーパーで石けん水をつけながらサンディングします。これ見たら雨に濡れても電気系以外はべっちゃない(播州弁で問題無いの意味)ことが解るでしょ?水浸しにして表面を研磨していくんですよ。ここのサンディングで平面が出るように注意深く進めます。もちろん塗料をスプレーする際に平面が乱れないようにすることはもちろんです。
んでから鏡面出しの磨きを入れて、パーツの取り付けです。コントロールキャビティーはPerfect Noiseless処理。アポロの月面着陸船を思いだします(歳がばれる?)中年の方は解るよね?
配線はレスポールと同じです。500k CTS POTにswitchクラフト、716オレンジドロップ、ベルデンシールドワイヤーです。これらをケスターハンダで組み込む前にハンダ付けしておきましょう。後はピックアップからのケーブルと、アースケーブルをハンダ付けしたらオッケーです。
できた!ああ、デカイ! でもええ音ですわ〜。
自分で言うのもなんですが、同じものもう1本作って自分で弾きたいくらいですわ。でっかいギターは男のロマンです。ホンジョラスマホワンピ−スネック、ホンジョラスマホバック&キルトメイプルトップ セミホローボディー、ホンジョラスローズ指板、キルトマホガニーピックガード、バーズアイメイプルヘッドプレート、ウッドバインディング、P-90ピックアップ、ABR-1ブラスサドル、アルミテールピース、グローバーペグ
しばらくして弦とボディーの隙間が広すぎて弾きづらいとの指摘。急遽同じ材料でピックガードもどきを作る。この辺の寸法は設計段階で数値的には解っているのですが、実際に弾いてみると感覚は変わるものです。幸いここはオイルフィニッシュでしたので速攻で修正できました。スタジオで使用したところ、爆音でかすかな箱鳴りがして、所有するオールドレスポールと持ち替えても違和感なく弾きまくれるとのこと。オールドギブソンと同じ鳴りとは、私にとって最高の褒め言葉であります。このギターを作る機会と資金を与えて下さったオーナーに感謝いたします。