指板接着後ルーターを使ってシェイプします。
フレット溝、ナット溝、指板Rは接着前に加工しておきます。別にこの段階で加工しても良いのですが、もし失敗したら剥す手間がかかりますから。
ヘッドを整形します。ノコでラフカットしてヤスリやカンナで奇麗にしましょう。テールの厚みもこの段階で出します。ホンマはもっと前にやっておけばよかったのだが、忘れとった。こんなことをやっているから時間がかかるのかな?幸いお客様はせっかちな人じゃないので大助かりです。
アバロンポジションマークとサイドpositionマークを入れます。クレイドットと言う手も有ったのですが、アバロンの方がゴージャスでっしゃろ?こんな調子で60年代ドンズバから遠ざかっていくわけやね。でも音には関係無いから許してちょ。
さー、ネックシェイプです。この工程はお客様に当工房まで御足労いただいて、握り具合を確認しながら行います。写っていませんが、すぐ横にいらっしゃるのです。フレットも打っていないし、弦も張ってないので解りづらいかもしれませんが、数字や言葉で聞いて行うより確かです。約3時間ほどお時間をいただきます。
ここまでお客様の目の前で行います。これから細部の詰めです。この段階では150番サンディングです。
ネックに飽きたので(ウソ)ボディーです。サンディングです。裏通しの穴も忘れずに空けておきましょう。アッシュは導管がデカイので目止めが必要です。このとき傷が有ると目立ちますので傷が無いかチェックしながらサンディングします。スベスベお肌にするんじゃ。
機械の力は認めよう。その効果たるや素晴らしい。ストラトの角を丸く落すのに以前は手作業で行っていたが、ボーズ面ビットを購入したので、ルーターでやってみた。今まで2時間かかっていた作業が5分もかからん。
しかし写真の通り、そこらじゅう木クズだらけだ。ネックシャエイプとこれで、せっかく年末に大掃除したのが水の泡である。しかしどうしようもない。しゃーない、今年いっぱいは我慢してやるか(掃除せいや!>ワシ)